一般的に、そのジャーナルのインパクトファクターが高ければ、論文を厳選している傾向が明白であると言えるでしょう。 

しかしながら、必ずしも全部が全部そうではあるとは言えません。インパクトファクターが低いジャーナルでも極端に論文を選んでいる場合もあります。例えば、その分野でのトップレベルを目指している意欲的な新しいジャーナルは、インパクトファクターは低いものの、選考は非常に厳しくしています。一方で、インパクトファクターは高くても選考は厳しくないジャーナルもあります。オープンアクセス誌のPLoS Oneなどは、インパクトファクターは4を超えていますが、この雑誌は多くの量を発行することを目指しているので、リジェクト率は比較的低い30%となっています。